ADHDの診断基準


ADHDと名称はそのままで、

不注意優性型、

多動性・衝動性優性型、

混合型

の3つのタイプに分けられます。


注意深い行動観察が必要で診察室だけの評価では不十分です。

学校や家庭での様子を十分に調査する必要性があります。


診断には次の2つの診断基準が用いられることが多いです。

1)アメリカ精神医学会の診断基準4版(DSM−W)による注意欠陥多動性障害

2)国際疾病分類第10版(ICD-10)による多動性障害の診断基準


これらには、注意集中障害(不注意)の質問項目9つと、

多動性・衝動性に関する質問が9つあります。


このうちのどちらか、または両方とも6つ以上満たせばADHDの疑いがあります。


次にその項目を簡単にして載せます。

注意集中

綿密に注意することができない

注意を持続することが困難

しばしば聞いていないように見える

しばしば指示に従えない

課題や活動を順序立てることが困難

精神的努力の持続を要する課題をしばしば避ける

課題や活動に必要なものをしばしばなくす

容易に注意をそらされる

毎日の活動を忘れてしまう


多動性・衝動性

手足をそわそわと動かし,椅子の上でもじもじする

教室で座っていることができない

不適切な状況で走り回ったり高い所へ上ったりする

静かに遊ぶのが苦手

“じっとしていない”またはまるで“エンジンで動かされる”ように行動する

しばしばしゃべりすぎる

質問が終わる前にだし抜けに答えてしまう

順番を待つことが困難

他人を妨害し,邪魔する


これだけでは診断にはなりません。最も大切なのは次の基準を満たすことです。


その他の基準

多動性・衝動性または不注意の症状のいくつかが7歳末満に発症し6か月以上続く。

障害が2つ以上の状況において存在する

社会的,学業的または職業的機能において著しい障害が存在する

除外診断:重度発達遅滞、広汎性発達障害,統合失調症


すなわち、不注意や多動性・衝動性がいくら強くても、

学習や仕事、生活で問題がなければ病気ではありません。







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