自閉症の発症原因

自閉症の発症には、遺伝要因と環境要因があります。

遺伝要因

遺伝的な要因としては下記のことがあげられています。

1) 自閉症には家族歴があること。

自閉症児の兄弟姉妹の 5%  (3〜8%)に同じ症状が出ます(通常の25倍)。
2) 英国の双生児研究

遺伝子が全く同一の一卵性双生児は100%同じ症状を示すはずですが、

実際は60% (75%)程度(通常の375倍)しか一致しないと言われています。
3) 原因遺伝子の証明はいまだされていません。

原因が単一ではないと思われますので原因遺伝子が証明されるのはまだ先になると思います。


環境危険因子


1) 子宮体内で風疹に感染
2) アルコールやバルプロ酸ナトリウム(抗けいれん剤)を摂取すると、

自閉症になる確率が高くなるといわれている。
3) タバコ

タバコの悪いことを書いても限が無いので、この欄では省きます。
4) フェニルケトン尿症


フェニルアラニンは食べ物の蛋白質に含まれるアミノ酸のひとつです。

フェニルアラニンをチロジンに転換する酵素の先天的欠損により、
血中および組織中にフェニルアラニンが増量し、
尿中に多量のフェニルピルビン酸を排泄する疾患です。

早期に低フェニルアラニンによる食餌療法を開始しないと、
知能の発達障害や赤毛、色白などのメラニン色素欠乏症状が現れます。
 
新生児マス・スクリーニングで高フェニルアラニン血症が見出された新生児については、
ビオプテリン代謝異常の有無を確かめて、これが否定され、
正常のタンパク摂取量(2〜3g/kg/日)で血中Phe値が10mg/dlを超えているときは
生後20日までに食事療法を開始する。
 
なお、10mg/dl未満のときは、数日間経過を観察して7mg/dl以上の値が続くときに
食事療法を開始する。

ビオプテリン代謝異常は自閉症にも存在する可能性があり、
ビオプテリン代謝異常がある場合はビオプテリンの投与が有効と考えられます。

フェニルケトン尿症親の会のホームページ http://japan-pku.net/
5) 結節性硬化症



皮膚と神経系に異常がみられ皮膚の症状が
あざの様に斑状に出る(白い母斑)ことから
神経皮膚症候群あるいは母斑症というグループに入れられています。

古くは、頬の赤みを帯びた数ミリの盛り上がったいぼの様なもの(顔面血管線維腫)、
てんかん、知的障害の3つの症状がそろうとこの病気と診断してきましたが、
知的障害のない人、てんかんのない人もあり、
診断技術の進歩で その他のいろんな症状で診断されることも多くなっています。

新生児期に不整脈をおこすことがあること、
乳児期に難治性てんかんをおこすことがあること、
重度な知的障害を合併する人があること、
学童期から目立ってくる顔の線維腫がひどい人があること、
10歳前後に脳腫瘍を合併することがあること、
成人になって腎臓の良性腫瘍が大きくなり、
出血や圧迫症状が出ることなどが病院を受診するきっかけになります。

乳児期のてんかんのあと自閉症を発症する人がいます。

難病情報センターのアドレスは http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/024.htm
6) 重金属の汚染(水銀など)


予防接種に防腐剤としてチメロサールが含まれているものがあります。
チメロサールという防腐剤は塩化第2水銀です。

MMR(麻疹, おたふく風邪, 風疹)
(髄膜炎の副作用のため日本ではMMRは中止されました。
現在、日本では接種されていません。)

三種混合(DPT)、インフルエンザ、
日本脳炎にはチメロサール(水銀)が含まれる製品があります。

水銀が自閉症の原因であるとは医学的には立証されていませんが、
危険なもの(健康に良くないもの)は使用しないほうが良いでしょう。

地球上にある重金属で最も危険なものはウランです。

その次に危険な物質が水銀です。
さて、水銀以外の有害金属といえば
アルミニウム、アンチモン、砒素、カドミウム、鉛、銀などがあります。
7) サリドマイド


自閉症に新しい環境因子
サリドマイドが引き起こす先天性障害 
母親がいつサリドマイド割を飲んだかによって、症状は異なります。
1994年の研究によればサリドマイドによる自閉症患者では、
耳の異常がありましたが、手足は正常でした。

このことから、胚の神経系ができはじめる妊娠20〜24日目に、
サリドマイドが病気を引き起こすことが示峻されます。

サリドマイドは抗がん剤として最近再び使用されるようになっています。
8) 小麦・牛乳のアレルギー


小麦の不消化物質Gliadorphin
牛乳の不消化物質Casomoriphinという物質があります。

これらは脳のかく乱物質で、体内に吸収されると脳に移動し脳機能を障害します。

牛乳や小麦があわない自閉症児がいることは事実です。

しかし、自閉症の発症の原因かは確定していません。

体内のGliadorphinとCasomoriphinの濃度を測定してくれるところは、
日本にはありません。

GPLというアメリカの研究所が測定してくれます。

GPL (Great Plains Laboratory)
http://www.greatplainslaboratory.com/japanese/home.htm

牛乳や小麦を食べて調子がわるくなる自閉症の人は
これらの除去食をとるしか治療の方法はありません。

この方法をGFCFダイエットといいます。






inserted by FC2 system